水を飲むだけで痩せる！？飲み方によって効果が変わる！驚きのダイエット方法とは

水は1日に何リットル飲むのが適切？

水を飲むと一言で言っても、ダイエットに効果を発揮するには、どれくらいの量を飲むのが良いのでしょうか。
水を過剰に摂取しすぎると、体内の塩分が不足してしまう「水中毒」という症状が現れることがあります。そのため、適切な量の水分補給を心がける必要があるのです。
ここでは、1日に摂取する水の量について解説していきます。

1日に必要な水分量は2.5リットル

厚生労働省によると、成人一人につき1日に必要な水分量は2.5リットルとされています。このうち、1リットルは1日の食事で摂取でき、0.3リットルは体内で作られるとのことです。
そのため、飲み水として摂取が必要なのは1日あたり1.2リットルとなります。
とはいえ、1.2リットルの水を一度にガブガブと飲むべきではありません。健康的なダイエットをするのであれば、回数を分けてトータルで飲むことが大切です。

タンブラーやペットボトルで飲む量を確認

1日に飲む水分量を設定しても、「今、どれくらい飲んだのか分からなくなってしまった……」ということはよくあることです。水分補給量の管理をするには、容量のわかるタンブラーを利用したり、500ミリリットルのペットボトルを活用するのも良いでしょう。

飲みやすい水を選ぶ

日本の水は水道水を含めてほとんどが軟水です。しかし、輸入もののミネラルウォーターの中にはマグネシウムやカルシウムといったミネラルが豊富に含まれた「硬水」も存在します。
硬水は、飲む人の体質によってお腹を壊すことがあります。国産のミネラルウォーターを買ってもいいですし、手軽な水道水でもまったく問題ありません。「この水でなければだめ」ということはありませんので、自分の好きな水を選びましょう。

水を飲むだけで本当に痩せるの？

「水を飲むだけで痩せる」と聞くと、なんだか怪しい、という印象を受けるかもしれません。
しかし、医学誌「obesity」は、「英国にあるバーミンガム大学の研究者が、1日1.5リットルの水を飲むというシンプルな方法で、12週間後に平均4.3キロ体重を減らすことができたという実験結果を発表した」としています。
実験は、肥満の成人かつ減量を希望している人を対象に行われ、食事の改善や運動の指導を受けました。参加者の平均年齢は56歳でした。
また、実験ではいくつかのグループに分け、それぞれ違う条件下で水を飲むよう指導したとのことです。その結果、ある特定の条件のグループだけが、平均4.3キロの減量に成功しました。

ポイントは水を飲むタイミング

では、平均4.3キロ体重が減ったグループでは、どのような条件で水を飲んだのでしょうか。
それは「毎食30分前に500ミリリットルずつの水を飲む」というものです。
参加者はそれぞれ
（1）1日3回の食事の30分前に水を500ミリリットル飲むグループ
（2）1日1回だけ食事の30分前に水を500ミリリットル飲むグループ
（3）食前に「自分は食事を十分にとっているので空腹ではない」とイメージするグループ
にランダムで分けられ、実験が開始されました。
飲むのは普通のミネラルウォーターで、甘味料入りのジュースや炭酸水は食前の飲み物としては禁止されています。
12週間後、（1）のグループでは平均4.3キロ減、（2）と（3）のグループでは、平均0.8キロしか減量しなかったというのです。
この結果から見るに、「食事の30分前」というタイミングが非常に大事であることが分かります。
バーミンガム大学のパレッティ氏によると、食べる直前に同様に水を飲んでも、消化液が薄められてしまい、食べ物の消化や吸収を妨げてしまうとのことです。そのため、30分前までに水を飲んでおくことがポイントになります。

水を飲むことでなぜ痩せやすくなるのか？