妊娠や出産をきっかけに、「赤ちゃんのために」「家事の利便性を高めるために」ウォーターサーバーを導入したいと考えるママ・パパもいるでしょう。ウォーターサーバーは、小さなお子様がいるご家庭にとってもメリットが多くあります。今回は、ウォーターサーバーのママ割のサービス内容や選び方、契約時のポイントなどをまとめてご紹介します。
子どもとママのためのウォーターサーバーの選び方
これから子どもが生まれる予定の方や、小さい子どもがいるママがウォーターサーバーを選ぶ場合に、確認しておきたいポイントをまとめました。「思っていたのと違う……」ということにならないよう、しっかりとチェックしておきましょう。
- チャイルドロックの有無
- まず確認しておきたいのが、チャイルドロックの有無。ウォーターサーバーは、温水と冷水の両方を使用できる点が魅力のひとつですが、チャイルドロックが備わっていないと、子どもがいたずらをして火傷をしてしまったり、思わぬ事故が起こったりするリスクが高まります。チャイルドロックや安全装置の有無、そしてどのような仕組みでロックがかかるのかを事前に確認しておきましょう。
中には、簡易的なロックとしっかりとしたロックの2段階でロックをかけられるウォーターサーバーもあります。状況に応じて使い分けたい方は、検討してみてはいかがでしょうか。
- 温度調節機能の有無
- 赤ちゃんのミルクをつくるときのお湯は、熱すぎてもぬるすぎてもよくありません。70度以上のお湯で粉を溶かしてから、40度ほど(人肌)に冷ましてあげるのが基本です。
温度調節機能がついているウォーターサーバーであれば、赤ちゃんのミルクづくりにぴったりの70度~75度程度の温水がすぐに使えます。無駄な電気代を使わずに済み、冷ます時間も短縮できるので便利です。
- 軟水か硬水か
- 赤ちゃんにあげるミルクをつくる水は、軟水を選びましょう。ミネラルが多すぎる硬水は、赤ちゃんの身体に負担をかけてしまう可能性があるからです。ウォーターサーバーの水を選ぶときは、できるだけ硬度の低い軟水を選びましょう。
- ボトル交換のしやすさ
- 赤ちゃんを抱きかかえることが多いママは、それだけで足腰に大きな負荷がかかるもの。それに加え、水の重いボトルをウォーターサーバーに設置するのは大変な作業です。
ウォーターサーバーの中には、ボトルを上に持ち上げなくても、下部に差し入れるだけで使えるタイプもあります。ボトル交換を低い位置でできるサーバーや、水のボトルの容量が小さいサーバーなどを選んで、ボトル交換時の負荷を減らしましょう。
- 設置スペース
- 赤ちゃんと一緒に過ごす上で、リビングまわりにキッズスペースやベビーベッドなどを設置する家庭もあるでしょう。さまざまな家具が増える中で、ウォーターサーバーをどこに設置するのかは、あらかじめ考えておく必要があります。
- デザイン性
- 子どもが生まれると自然と家で過ごす時間が増え、赤ちゃんを一目見ようと来客も多くなるかもしれません。リビングやキッチンのインテリアとマッチするデザインのウォーターサーバーを選ぶことも、ストレスなく使い続けるための大切なポイントです。
一時的にウォーターサーバーを契約する場合の注意点
赤ちゃんとの生活を送る上で一時的にウォーターサーバーを使用する場合は、通常のウォーターサーバー契約時とは少し異なる視点から製品選びをする必要があります。
長期的な使用を前提として契約するのではなく、「子育て期間中だけ」「育休中だけ」といった期間限定でウォーターサーバーを契約したいときに、チェックしておきたいポイントをまとめました。
複数のウォーターサーバーを比較する
ウォーターサーバーにはたくさんの種類があります。産前・産後はお財布の紐がゆるくなってしまったり、育児や家事に追われてじっくり検討する時間がとれなかったりするかもしれません。しかし、希望にマッチしたウォーターサーバーを使用するためにも、いくつか候補をピックアップした上で、比較検討することをおすすめします。
自分たち家族にとっての優先順位を考えた上で、水の種類や操作性、安全性、利便性、コストなどを総合的にチェックしましょう。
家族で話し合いをしておく
ウォーターサーバーの導入にあたっては、家族の同意を得ておくことが大切です。ウォーターサーバーは家の中に設置して家族みんなで使用するもの。家族全員が安心して使用できるよう、事前に契約内容の確認をしておきましょう。
子育て世帯向けプランの有無をチェックする
ウォーターサーバーの中には、子育て世帯向けの割引プランを用意しているところも多くあります。具体的な内容は、「初期費用割引」「月額費用割引」「水のボトル代の割引」「ボトルプレゼント」「ママや赤ちゃんに嬉しいプレゼント」などさまざまです。また、契約条件も「子どもの年齢が○歳以下」「就学前の子どもがいる家庭」など、メーカーによってそれぞれ異なります。ウォーターサーバーを比較検討するときは、このようなプラスアルファのサービスが受けられるプランについてもチェックしておきましょう。
解約条件を確認しておく
一時的な利用を前提としてウォーターサーバーを契約する場合、必ずチェックしておきたいのが「解約条件」です。ウォーターサーバーの中には、一定期間内に解約すると解約金がかかるものもあります。ママ向けプランに最低契約期間が設定されているウォーターサーバーもあるので、一般的な解約条件と、ママ向けプランを利用した場合の解約条件の両方について確認しておくと安心です。
これからも安全でおいしい水を飲むには
ミルク用や離乳食用として、ウォーターサーバーを一時的に導入することを検討しているママもいるかもしれません。しかし、実際に使ってみた結果、子どもが幼稚園生や小学生になってからも、安全でおいしい水を飲み続けたいと思うのではないでしょうか。
子どもはもちろん、大人にとっても普段から口にする水の安全性や味は気になるもの。これから先もずっと安全でおいしい水を飲みたい方は、ぜひ浄水器の導入を検討してみましょう。
ウォーターサーバーは、長期的に利用するとその分、コストがどんどん上積みされていきますが、浄水器の場合は主に水道代と数ヶ月から数年に一度交換するカートリッジ(フィルター)代。さらにボトル交換の必要がなく、水の残量を気にする必要もありません。キッチンスペースでも使うことができるので、普段の料理などに使う際の利便性が高い点もメリットでしょう。設置スペースに困ったり、子どものいたずらを心配したりすることも少ないため、ご家族での利用におすすめと言えます。
長期的においしくて安全な水を使いたいなら「浄水器」がおすすめ
赤ちゃんが生まれる予定のご家庭や育児中のママの中には、ミルクづくりや離乳食づくりのために一時的にウォーターサーバーを利用したいと考える方もいるかもしれません。ウォーターサーバーの中には、子どもがいる家庭用のプランを用意しているところも多くあるので、お得に利用できるサービス内容を比較してみましょう。
ただし、ウォーターサーバーは一度使い始めると、解約時に解約料がかかることもあります。安易に契約するのではなく、契約内容や必要性を十分検討してから決めましょう。固定コストを減らし、長期的においしくて安全な水を使いたいという場合は、浄水器の利用についても検討してみてくださいね。