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肌荒れ改善!お肌の水分量を増やしバリア機能を高めるには?

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お肌のハリやツヤを整え、トラブルの少ない健やかな状態に導くのは、お肌の中の水分量がカギであると言われています。乾燥やごわつき、かゆみ、キメの乱れなどの肌トラブルが気になる場合、お肌の水分量が不足していることが考えられます。お肌のバリア機能を高め、トラブルを避けるためには、お肌にじゅうぶんな水分量を行き渡らせることが大切です。
今回はお肌の水分量を上げるポイントを、生活面で気を付けるべき点からスキンケアのコツまで幅広くご紹介します。

皮膚からの蒸発や呼吸、排泄などにより、人間は1日に約2.4Lの水分を失うといわれています。体内の水分が失われれば、おのずと肌の水分量も不足してしまいます。
ただし、人間は食事や体内生成分からも水分を摂ることができるため、約2.4Lをそのまま飲み水として摂取する必要はありません。その人の体重や年齢によっても異なりますが、飲み物として摂るべき水分量は約1L~1.5Lです。
飲み水は一気に摂取するよりも、1回あたりコップ1杯(200ml)を目安に、1日かけてこまめに飲むようにしましょう。水分は時間をかけて少しずつ体内へ取り入れた方が、より体内に吸収されやすくなります。

・質のいい睡眠をとる

肌の細胞は一定周期で生まれ変わります。この生まれ変わりをターンオーバーといいます。肌の水分量は、このターンオーバーで生まれ変わる皮膚の層のうち、「角層」と呼ばれるもっとも外側の部分で測ります。正常なターンオーバーは約4週間で行われますが、体内に栄養が足りていない場合、このサイクルが乱れてしまうことがあります。ターンオーバーのサイクルが乱れてしまうと、角層は古くなり、保水力が失われます。
質のいい睡眠は、このターンオーバーを促す成長ホルモンを多く分泌します。深い眠りであるノンレム睡眠に入ってから約30~60分で成長ホルモンは分泌を開始します。また、眠りについてから3時間までの間に分泌量が高まるといわれています。そのため大切なのは、深い眠りの状態をいかに長く維持するかということです。
眠りの直前にスマートフォンやテレビから強い光を浴びると、光の刺激により脳が活性化してしまい、眠りが浅くなる可能性があります。また、日中~就寝3時間前までに適度な運動をすることで、睡眠を促進する効果が得られます。

・紫外線を浴びすぎないよう気を付ける

強い紫外線を浴びると、肌の表面には日焼けによる炎症が起こります。キメが乱れるだけでなく、外的刺激からお肌を守るために余分な角質を溜め込むようになり、ごわついた水分量の少ない肌になってしまいます。お肌の乾燥や、そばかす・くすみの原因にもなりますので、なるべく紫外線を避けるための対策が必要です。
外出する際にはお肌の露出部分に日焼け止めを塗るほか、UVカット加工が施された帽子や日傘などを活用して、なるべく紫外線をブロックしましょう。また紫外線対策は、日射しの強い晴れの日や、暑い夏にだけ行えばいいものではありません。目に見えない紫外線も多く存在しているので、季節や時間帯を問わず、外出時には紫外線対策を心がけるといいでしょう。

・お肌を労わって洗顔する

顔を洗う際は、なるべくお肌に負担をかけないようにしましょう。洗顔料は配合されている成分をチェックしながら、洗浄力の強すぎない、肌に優しいものを選ぶとよいです。また、洗顔する際には水の温度にも気を付けましょう。体温よりも熱すぎるお湯で洗ってしまうと、肌の水分や皮脂を落としすぎてしまいます。肌に触れて心地いい程度のぬるま湯と、じゅうぶんに泡立てた洗顔料で、こすらないようにそっと洗いましょう。汚れを落としたいからといって、強く手でこすってしまうのはよくありません。

・洗顔後は化粧水を使う

顔を洗った後は肌の表面から水分が蒸発するため、必要な水分量まで失ってしまうことがあります。化粧水を表面に塗って保湿することで、肌の水分を保つことが期待できます。化粧水を選ぶ際には、配合されている成分にも注目しましょう。ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿力が高い成分が配合されている化粧水であれば、肌の保水力をサポートすることができます。

・乳液やクリームを塗る

化粧水はテクスチャがより水分に近いため、それを塗っただけでは肌は乾燥しやすい状態です。じゅうぶんに化粧水で肌を潤した後は、その上から蓋をするように乳液やクリームを塗りましょう。乳液やクリームは油分が多く含まれており、人間の肌にある皮脂に近い効果をもたらします。
肌に塗る順番は、なるべくテクスチャが液体に近いものからつけるようにしましょう。乳液はクリームと比べるとテクスチャが柔らかいため、重ね塗りする場合は先につけると効果的です。また、もともと皮脂が多く分泌される部分にクリームのような油分の多いものをつけすぎるとべたついてしまいます。肌トラブルを避けるためにも、つけ方には注意しましょう。

・定期的にスペシャルケアを行う

スペシャルケアとして、化粧水の後に保湿成分の入った美容液を使うのもいいでしょう。また、週1~2回程度の頻度で、コットンパックなどを使って肌にさらなる潤いを与えるのも効果的です。
コットンパックは、あらかじめ化粧水をしみこませておいたコットンを顔全体に貼って行います。そのまま5分~10分置くことで、化粧水が肌に浸透していきます。あまり長時間置いてしまうと、逆に肌の水分量を奪ってしまう可能性がありますので注意しましょう。

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