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子どもにジュースは危険?おすすめの飲み物は?

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girl drinking juice

① 虫歯のリスク

酸性やアルカリ性の度合いを表すのに、pH(ピーエッチ)と呼ばれる数値があり、数値が0~14まで存在します。7が中性を意味し、それより小さい数字になれば酸性、高い数字であればアルカリ性となります。
人間の口の中は基本的に中性の状態に保たれており、その状態では虫歯菌が活動することは出来ません。しかし、食事をとることで口の中のpHは酸性に近づき、虫歯菌が活動できる状態になってしまいます。食事が終われば、唾液の働きで口の中は徐々に中性の状態へと戻っていきます。ですが、食事をだらだらと取ったり、ジュースを頻繁に飲むことで、常に口の中が酸性の状態になるため、虫歯菌が活動する時間が増え、虫歯になるリスクが高まるそうです。

また、歯を虫歯菌から守るエナメル質はpHが5.5前後で溶け始めます。
例えばコーラのpHは2.2程度 リンゴジュースのpHは3.6程度と言われており、ジュースを飲むことで口の中のpHが下がり歯のエナメル質を溶かしていきます。エナメル質が溶けてしまうことで虫歯になりやすくなってしまうため酸性の飲み物を飲んだ後はお水などのpHが中性に近いものを飲んだりすることが大切です。

② 糖尿病のリスク

WHO(世界保健機関)は1日の砂糖摂取量の目安を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めています。さらに5%まで減らせば、健康効果は増大すると発表されています。
5%となると大人であっても1日当たり25g、大体角砂糖8個分程度になります。
また、小さな子どもは、1日の摂取カロリーの目安が大人の半分程度となりますので、糖分の過剰摂取とならないよう注意が必要です。
500mlのペットボトルなどに入っている甘い飲み物は、1本飲むだけでこちらの基準を大きく超えてしまいます。そのため、ジュースを沢山飲ませてしまうと将来糖尿病になるリスクが高まってしまいます。

③ 肥満のリスク

「②糖尿病のリスク」でも説明したように、ジュースには沢山の糖分が含まれております。
糖自体はエネルギーとなるため、体に必要な成分ではありますが、摂取しすぎてしまうと余分なエネルギー源となり、中性脂肪として体に蓄えられます。
肥満になってしまうと他の生活習慣病を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。

・水

お水は体に必要不可欠ですし、カロリーも糖分も0ですので一番おすすめです。
しかし、ミネラルウォーターなどをあげる際は注意が必要です。大人にとっては大丈夫でも子供にとっては負担になる場合もありますので、ミネラルウォーターを選ぶ時は、成分をよく読んでから飲ませるようにしましょう。

・麦茶

麦茶は緑茶などと違い、大麦が原料の為カフェインを含みません。
また、麦茶は緑茶や紅茶と違いタンニンが少ないため、歯に着色するリスクも低いと言われているので子どもにも安心して飲ませることが出来ます。

・コーン茶

こちらもノンカフェインで、子どもでも安心して飲めます。
とうもろこしに含まれる栄養素がお茶にも凝縮して含まれておりますので、麦茶に飽きてしまった際は一度試してみてください。

・フルーツウォーター

水をあまり飲んでくれない子どもとは、一緒にフルーツウォーターを作ってみるのはいかがでしょうか?お水の中に好きなフルーツを入れて、見た目が可愛くなることで興味を持ち、飲んでくれやすくなるかもしれません。

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