コラム

日本の水道水は安全でおいしい?水道の仕組みと浄水器でろ過するメリットを解説

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自宅や学校、職場など、さまざまな場所に設置された「蛇口」からは、いつでもきれいな水が流れ出てきます。この水道水は、もともとは日本各地に降った「雨」を河川や湖などから汲み上げて浄化したもの。雨や川の水を蛇口から出てくるきれいな水にするために、一体どのようなことが行われているのでしょうか。今回は、雨水が浄化される仕組みと、日本の水道水事情についてご紹介します。

水道水はどのように自宅に届いているの?

日本では、蛇口をひねれば豊富な水をいつでも好きなだけ使うことができます。工事などによる一時的な断水はあっても、水道のトラブルや水不足で「ある日突然、蛇口をひねっても水がまったく出ない」といったことは、大規模な災害時などを除けば滅多に起こりません。

しかし、当然ながらきれいな水は自動的に制限なく湧いてくるものではありません。自宅にきれいな水を届けるために、多くの設備が稼働しています。

水道水はもともと「雨水」

そもそも「水」は、工場などでつくり出す人工物ではなく「自然の恵み」です。森林に降った雨は、土などにしみ込んで地下水になります。この地下水が少しずつ川に流れ込み、私たちの生活を支える「水資源」となるのです。

川や湖の水は人間や魚、動物たちの生活を支えながら、やがて海へとたどり着きます。そして海の水が蒸発して雲になり、また雨を降らせて地下水となるーーというように、水は自然界の中で循環しています。この循環サイクルの途中にある「川や湖の水」によって、私たちの日々の生活に必要な水道水が得られるのです。

雨が蛇口に届くまでの道のり

川の水が蛇口から出てくる「水道水」になるまでには、多くの過程を経ています。具体的な流れは以下の通りです。

  1. 川に設置した取水堰(しゅすいぜき)で水をせき止める
  2. せき止めた水を、導水路を通して浄水場へ運ぶ
  3. 浄水場で水をきれいにする
  4. きれいにした水を給水所の配水池に貯める
  5. 各家庭にポンプで水道水を送り出す

「水を貯める」というと、ダムを思い浮かべる方も多いかもしれません。ダムは主に川の水量を調整するために活用されています。

川の水を使いすぎると、水不足に陥る可能性があります。そこで、ダムに水を貯めておいて、水量が足りないときに備えるのです。また、ダムは川の水量が多くなりすぎないように、降った雨を貯めておく役割も担っています。

使った後の水も循環される

自然界における水は、つねに循環しています。手洗いや洗濯で使用した水、お風呂の水などは、使ったからといってなくなるわけではありません。下水として排出された水は、下水処理施設で再びきれいに浄化されて川に放出されます。このように、各家庭や施設などで使った後の水も循環されていくのです。

日本における浄水場の役割

雨水が水道水として利用されるまでの間にはいくつもの過程がありますが、その中でもとくに水の安全性に大きく関わってくるのが「浄水場」です。ここからは、日本の浄水場の役割と、浄水場で水をきれいにする仕組みについて解説します。

日本の浄水場の役割

雨水や川の水には雑菌や有害物質などが混ざっている可能性があるため、そのまま飲むのは危険です。そこで、浄水場で水をきれいにするための処理を行います。

また、浄水場では水がどのような状態であるのかを調べる「水質検査」も行っています。浄水場できれいになった水をはじめ、家庭の蛇口から出てくる水や川の水など、さまざまな場所で水質調査を行い、安心して飲めるきれいな水の安定供給に役立てています。

浄水場で水をきれいにする仕組み

浄水場でどのように水をきれいにしているのかは、それぞれの地域や水の特徴によっても異なります。たとえば、天然の地下水を飲み水として利用している自治体の浄水場では、飲み水にするための消毒も最小限。ただしこのような場合も、蛇口から出てくる水の品質はきちんと管理されているため、安心して飲むことができます。

一方、一般的な川の水やダムの水を利用するには、以下のようなステップを踏みます。

  1. 取水する(川の水を汲み上げる)
  2. 沈砂地(ちんさち)に水を貯めて、大きな砂や土などを沈殿させる
  3. 導水管と呼ばれる水路で水を着水井(ちゃくすいせい)に送る
  4. 水量を調整しながら薬品混和池へ水を送る
  5. 細かい土や砂などを固める薬品を使い、細かい不純物をブロックにして沈殿させる
  6. 不純物を取り除くための塩素を注入する
  7. 砂と砂利でつくった層で、薬品でも取り除けなかったさらに細かい汚れをろ過する
  8. 消毒のための塩素を注入する

つまり、浄水場では「大きなゴミを沈殿させて取り除く」「小さなごみを固めて沈殿させて取り除く」「残った汚れをろ過して取り除く」「消毒する」といった複数の工程を経て水をきれいにしているのです。こうしてきれいになった水は、配水池に送られ、各家庭や施設などで利用されます。

浄水場で浄化された水は本当に安心?

日本では、安全でおいしい水を各戸に行き渡らせるために「水道水質基準」が定められています。水源から水道水までさまざまな水の検査が適宜行われており、浄水場を経て蛇口から出てくる水道水もすべてこの水質基準をクリアする必要があります。そのため、日本の蛇口から出てくる水は基本的に「安心して飲める、安全な水」と言えるのです。

より安全性の高い水を飲むには

「日本の水道水は安全性が高い」と言われているとおり、日本の水道から出てくる水は、そのままでも十分飲用が可能です。しかし、より高い安全性や品質を求めたいなら、水道水をさらに浄水器でろ過することをおすすめします。

水道水に残留する物質

水道水には、塩素やトリハロメタンなど、摂取量によっては人体に害を及ぼす可能性のある物質が残留しています。もちろん、水質基準で人体に害がない範囲とされていますが、小さなお子様や高齢者、健康に気を配っている方にとっては、心配の種になるのも確かです。また、浄水場から運ばれてくる水はきれいでも、マンション内の配管や貯水タンクのサビ、汚れなどが混じることで人体に影響を及ぼす可能性もゼロではありません。

浄水器を利用するメリット

浄水器を使用することで残留塩素を取り除くことができ、気になるカルキ臭の軽減が期待できますが、高性能なフィルターが搭載されているタイプであれば、水道水に含まれる有害物質も取り除けるので、水がおいしく感じられる効果も期待できるでしょう。

蛇口をひねるだけで使える水道直結型浄水器なら、ペットボトルやウォーターサーバーのようにゴミを気にせず、気軽に使えるのもうれしいポイント。飲み水だけでなく、料理や風呂などの生活水に広く使用できる浄水器「ワコムス ナノ」もあるので、自身のライフスタイルに合った浄水器を探してみてくださいね。

安全性の高い日本の水道水をよりおいしく取り入れよう

日本の水道水は、雨水や地下水が流れ込んだ川や湖の水を浄水場できれいにしてから各家庭に送られています。水質基準がしっかり定められているため、そのまま飲んでも基本的に安全ですが、有害物質の残留が気になる方や、よりおいしい水を飲みたい方は、浄水器を導入してより品質にこだわった水を取り入れてみましょう。

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