「人体の半分以上は水分」と言われているほど、生命維持にとって重要な役割を持つ水。欠かさず体内に取り入れなくてはならないものでありながら、体に取り入れる水の種類によっては体に不調をもたらす場合もあるので、毎日の水分補給方法は慎重に選択するべきと言えるでしょう。
公共の施設でも家庭内でも、水道水をそのまま飲むのは抵抗がある方が多くなり、様々なメーカーが多様な浄水器を発売しています。
そこで今回は、浄水器にはどんな種類があるのかを詳しく調査。
浄水器に備わっている「ろ過フィルター」が、どのような仕組みで水をろ過しているのか、不純物をろ過することによってどのようなメリットが得られるのかについて紐解いていきます。
【目次】
様々なメーカーが販売！水道水をろ過する浄水器の仕組み
水道水から不純物を取り除くための手段は様々ですが、フィルターを使ってろ過する方法が一般的。どの浄水器もフィルターを搭載していることがほとんどです。不純物をどの程度除去できるかは搭載されている「フィルター（ろ材）の種類」に左右されるため、慎重に選ぶことが大切。
ろ材の種類と除去方法まとめ
フィルターが水をろ過できるのは、「ろ材」の働きによるもの。ろ材の種類には、以下のようなものがあげられます。
・活性炭
多くの浄水器に用いられているポピュラーなろ材。樹木・竹・ヤシ殻・炭などを高温で焼いたものの総称です。0.1ミクロンほどの小さな穴があり、その穴がカルキ臭・カビ臭・残留塩素・トリハロメタン・農薬などを除去します。
・中空糸膜
中空糸という、0.1ミクロンほどの穴が開いた特殊な糸を束ねた膜。カビ・鉄サビ・濁り成分・一般細菌などを除去し、活性炭よりもろ過効果が高いのが特徴です。
・セラミック
セラミック（陶器）の壁に空いている微細な孔を活用したろ材。中空糸膜と同程度の効果ですが、熱や薬品に強いのが特徴。いっぽう、目詰まりを起こしやすいという点には注意が必要です。
・逆浸透膜（ROフィルター）
0.0001ミクロンの超微細孔を備えた特殊な浸透膜。この膜で仕切って水に圧力をかけることで、浄化済みの水と廃棄水を分離させることが可能。除去能力が非常に高く、分子レベルの不純物も除去できます。
危険！水道水に含まれる？有害物質「硝酸体窒素・亜硝酸態窒素」とは
水道水の安全性や浄水器の機能について調べていると必ず問題としてあげられる、「亜硝酸態窒素（あしょうさんたいちっそ）」という有害物質。化学肥料・農薬・生活排水などが原因で発生する物質「硝酸態窒素（しょうさんたいちっそ）」が、体内に取り込まれると変化するのが特徴。
硝酸態窒素を含む水質汚染された地下水や井戸水を体内に取り入れた場合、体内の腸内細菌によって硝酸態窒素が還元され、亜硝酸態窒素に変化するのです。
亜硝酸態窒素の毒性・水道水をろ過せず飲むデメリット
亜硝酸態窒素がなぜ有害物質と言われるのか。それは、食物に含まれるアミンと硝酸態窒素が胃の中で反応することで、発がん性物質の生成に関わると考えられているためです。
さらに、酸素を運ぶために必要とされる血中ヘモグロビンと反応し、酸素を運ばないメトヘモグロビンに変化することも危険性の一つ。体に酸素が行き渡らなくなり、酸欠を引き起こすおそれがあるのです。
そこで2014年に、厚生労働省が水質基準項目に亜硝酸態窒素の新しい基準値を設定。以前の水質基準では、硝酸態窒素および亜硝酸態窒素の合計値として10mg/Lに設定されていましたが、亜硝酸体窒素のみで0.04mg/Lと厳しい基準が追加。これまでの250分の1という非常に低い基準値となりました。
水に含まれる亜硝酸態窒素は、ごくわずかな濃度でも身体に影響を及ぼすと言われています。特に亜硝酸態窒素の影響による酸欠は、乳児の命を危険に晒すこともあるため注意が必要です。
亜硝酸態窒素の測定方法は？検査キットは市販されている？
亜硝酸態窒素は、硝酸態窒素が体内に取り込まれた際に発生するものなので、水道代や市販のお水から正しく検査するには硝酸態窒素を測定する事が大切です。硝酸態窒素の検査には、パックテストというものがあり、一般で市販されています。
測定方法はこのパックテストを利用して、測定することができます。
独自開発・亜硝酸態窒素を99％除去できる浄水器
亜硝酸態窒素はこれほどまでに危険な物質でありながら、分子の大きさが約0.00042ミクロンと小さすぎるため一般的な浄水器では除去が困難。浄水性能が非常に高いとされる逆浸透膜フィルターの浄水器であっても、亜硝酸態窒素の除去については難しいとされていました。なぜなら従来の逆浸透膜は穴の大きさにばらつきがあったため、大きな穴から亜硝酸態窒素が通過してしまうおそれがあったのです。
しかし、浄水器メーカーWACOMS（ワコムス）の据え置き型浄水器「WACOMS TRUST（ワコムス トラスト）」が登場すると、その危険な状況は大きく変化します。
WACOMSは独自開発の逆浸透膜フィルターによって、亜硝酸態窒素の99％除去に成功しました。
WACOMS TRUSTの逆浸透膜フィルターは、水を通す孔（穴）の大きさがほぼ均一。0.0001ミクロンという非常に小さな孔が均一に並んでいることで、今まで取り除くことが難しかった亜硝酸態窒素や硝酸態窒素などの極微細な有害物質までしっかりと除去できるのです。
厚生労働大臣登録の水質検査機関 （株）兵庫分析センターが2020年4月に実施した「硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素除去性能試験」では、「WACOMS TRUSTによって浄化された水は、浄水直後も一定時間が経過した後も亜硝酸態窒素の除去率が99％を維持する」という事実が証明されました。
水道水をおいしい水に!天然ミネラルを添加する浄水器
WACOMS TRUSTをはじめとする高い機能を持つ浄水器には、実は大きな課題があります。それは「水が美味しくなくなる」ということ。
逆浸透膜でろ過された水は不純物が徹底的に除去されるため、一般的に水の旨味成分であるミネラル分まで取り除かれてしまいます。
その課題をしっかりと解決するべく、WACOMS TRUSTは浄水工程の最後に天然ミネラルを添加。水の美味しさを損なうことなく、限りなく安全な飲み水を生成し続けるのです。
添加されるミネラルは還元電位発生システムによって、身体にやさしく、吸収されやすい天然水に近づけています。
もちろん使用するミネラルは品質検査を受けており、厚生労働省の食品添加物規格にも適合しています。生物由来の有機ミネラルのため、カルシウムとマグネシウムの含有比率が高く、人体に必要な多種の必須微量ミネラルをバランスよく含んでいるのが特徴です。
逆浸透膜浄水器を導入して亜硝酸態窒素のリスクを回避
生命維持に欠かせない水。今体内に取り入れているものは本当に安全なのか、見つめ直すのなら早い方がベスト。今日こうして過ごす1日の中でも、ご家庭で水分補給をしているはずですから。
本当に安全な水を提供してくれる浄水器を正しく取り入れ、自身やご家族の「健康と命を守る」ことに繋げていきましょう。
