熱い夏には熱中症に気を付けよう!
夏はキャンプや水遊び、お祭りや花火など、レジャーが楽しみになる季節です。しかし、同時に毎日のようにニュースでは熱中症への注意を呼び掛けるのが、お馴染の光景になっていますね。
一般的に、気温が25度を超えると熱中症の患者が発生しだし、30度を超えると熱中症の死亡者が増え始めるとされています。湿度が高く、日差しが強いなどの条件が重なると、特に熱中症のリスクが高まるため、日頃から予防策を知っておくことが大切です。
今回は、この夏を乗り越えるために欠かせない「熱中症」について、詳しく解説していきます。熱中症になるメカニズムから予防対策、熱中症になってしまった時の対応まで、しっかりとポイントを押さえていきましょう。
【目次】
熱中症とは?
熱中症と一言で言っても、その症状や発生するケースは多岐に渡ります。
熱中症と言えば「真夏の屋外」でかかってしまうというイメージが強いかもしれません。しかし、高温多湿な日本の夏では、屋外はもちろん、屋内にいる際も熱中症になるリスクが存在するのです。
また、熱中症は重症化すると命を落とす危険もありますが、正しい知識を身に着ければ十分な対策を練ることができます。
ここでは、熱中症の症状や、原因など、熱中症の「基本のき」から学んでいきましょう。
・熱中症の症状
熱中症の症状は、軽症、中等症、重症の三段階に分けられます。
軽症の症状は、めまいや立ちくらみ、倦怠感や筋肉痛、体の震えやこむら返り、大量の発汗などが挙げられます。軽症の段階では、その場で適切な応急処理をすれば問題なく回復するケースがほとんどです。
中等症の症状は、頭痛、吐き気(嘔吐)、倦怠感や虚脱感などが挙げられます。これらは、体の中の水分や塩分が不足する、脱水症状によって引き起こされるものです。中等症レベルになると、その場での応急処置だけではなく、医療機関への受診が必要となります。
重症の症状は、意識障害(おかしな返事をする等)、手足の運動障害(立てない・まっすぐ歩けない等)、高体温などが挙げられます。脳の中枢神経に影響が出始め、汗が出なくなるのも特徴です。この段階になると、即座に救急車を呼び、速やかに処置を始めなくてはなりません。
また、乳幼児の場合は顔が赤くなったり、大量の汗をかいている段階で熱中症になっている可能性があります。
適切な治療をすれば早期に回復する一方、処置が遅れると命に関わるケースもあるため、少しの違和感も見逃さないことが大切です。
・熱中症になりやすい人の特徴
○乳幼児
先に述べたように、乳幼児は熱中症の発生リスクが高いことで知られています。
これは、もともと大人よりも新陳代謝が高く汗をかきやすい上、体温調節機能が未熟であるため、体に熱がこもりやすいという性質を持っているためです。また、自分で水分補給ができなかったり、服を脱いだりできない場合が多いのも、熱中症になりやすい要因とされています。
さらに、乳幼児は屋外などの高温多湿な環境下でも、つい遊びに夢中になってしまい、自分の体の変化に気づきにくいというケースが見受けられます。体調の変化もうまく表現できないため、周りの大人が注意深く観察し、水分補給や休憩を促してあげる必要があるのです。
○高齢者
逆に、年齢を重ねると体温調節機能が低下するため、体に熱がこもりやすい高齢者も熱中症になりやすいとされています。加えて、高齢者は暑さや喉の渇きを感知しにくいため、熱中症対策が遅れ、重症化してしまうケースも多いのです。
高齢者の場合、屋内や夜間といった条件下でも死亡例があり、その多くはエアコンを使わなかったことで起きています。少しの暑さでも「これくらいは大丈夫」と我慢せず、扇風機やクーラーを上手に使う、枕元に水分を置くなどの対策が必要です。
○運動不足の人、暑さに慣れていない人
年齢に関係なく、運動不足の人も熱中症リスクが高いとされてます。運動習慣がない人は、汗をかく機能が低下していることがあるため、急な暑さに咄嗟の対応できないということが起こりえます。運動中は、比較的気温が低くても熱中症になる場合があるため、必ずこまめに水分補給することが大切です。
さらに言えば、運動不足だけでなく、暑さに慣れていない人も、当然熱中症のリスクが高まります。具体的に言うと梅雨明け直後で急激に気温が上がった際や、運動部に入部したばかりの一年生、体を使う仕事を始めたばかりの人など、季節の変わり目や新しい環境に慣れていない人もかかりやすいものです。
○体調不良の人
当たり前ですが、体調不良や寝不足の人も、熱中症のリスクが高いと言えます。特に二日酔いや下痢などで脱水症状のある人は、当日は屋外での活動そのものを少なくし、しっかりと休養を取るなどの対策が必要です。
○肥満の人
肥満の人も、熱中症を引き起こしやすいとされています。これは、皮下脂肪が多いと体内の熱を外に放出しにくくなるためです。
自分が当てはまる人はもちろんのこと、一緒に出掛ける家族や友人が該当する場合も、こういった条件を覚えておくことでちょっとした変化にも気づきやすくなるでしょう。
・熱中症の起きる原因
熱中症は、暑さや湿気、激しい運動などによる体温の上昇で引き起こされます。
ヒトの体温は、通常約36~37℃に保たれています。熱が出たり、運動した時に汗をかいたり、皮膚が熱くなるのは、上がってしまった体温を適切な温度に戻すためです。
熱中症は、気温や湿度が高いなどの環境にいることでこの体温調節機能がうまく働かず、引き起こされます。
また、急激に大量の汗をかくと、体の水分量や塩分(ナトリウムなど)の量が追い付かず、バランスを崩してしまうことがあります。これがいわゆる脱水症状です。
そのままにしておくと体温が上がりすぎてしまい、脳に影響が出て意識を失うなどの事態になりかねません。
熱中症かな?と思ったら
では、実際に熱中症が疑われる場合、どのような対応が必要になるでしょうか。
まず、意識がはっきりとしている場合は、冷房のきいた屋内や日陰などの涼しい場所に速やかに移動します。楽な姿勢にさせ、服を重ね着している場合は脱がせたり、衣服を緩めるなどして、皮膚からの放熱を助けましょう。
次に、自力で水分補給できる場合は、スポーツドリンクや経口補水液などで水分・塩分を補給しましょう。自分で水分補給ができないほどの場合は、速やかに病院に搬送します。
呼びかけに応じない、意識がはっきりとしない等の場合は、すぐに救急車を手配しましょう。氷や水、保冷剤などで首筋や両脇、足の付け根部分を冷やし、とにかく体温を下げることが大切です。
ただし、軽症であったり、応急処置で回復したとしても、少しでも違和感を覚える場合は必ず医療機関を受診しましょう。
熱中症予防策
年齢や体質などにより、熱中症のリスクは変化するのは、上で述べたとおりです。しかし、基本的な予防や対策を知っておけば、ほとんどのケースに対応できます。
ここでは、熱中症にならないために気を付けるべきことをポイント別にわかりやすく解説していきます。
・熱中症予防のポイント
■温度に気を付ける
まずは、天気予報などでその日の気温や、外出先の気温を調べておくなど、暑さに敏感になりましょう。また、環境庁などが出している熱中症警戒アラートなどを活用するのも有効です。
■休息をとる
寝不足や、体調不良は熱中症のリスクを高めます。寝苦しい夜なども、空調で気温を調節したり、冷感素材の寝具を使うなどして、ぐっすりと眠りましょう。
仕事中や部活中であっても、体調の変化を感じたら無理せず涼しい場所で休息することが大切です。
■食事をしっかりととる
熱中症対策で大切なことは、水分・塩分を補給することです。しかし、それらは飲み物だけでなく、食事からも摂取することができます。
特に、1日の最初の食事である朝食をしっかりと食べることで、一日に必要な水分・塩分が不足することを防ぎます。夏バテで食欲がない場合も、冷たいメニューやレシピを上手に活用しながら栄養補給しましょう。
■声を掛け合う
自分自身の体調はもちろんですが、家族や近所の人、職場の人へも、水分補給や休息を呼び掛けることが大切になります。
特に、ご家族に高齢者や乳幼児がいる場合や、肉体労働に従事している人は、周りの人への声掛けすることで熱中症の数をぐんと減らすことができます。
■飲み物を携帯する
出掛ける際には、必ず飲み物を持ち歩くことが大切です。喉の渇きを自覚した時点で、既に体の渇きは始まっているため、こまめに水分補給をすることが何よりの対策になります。
出掛ける場所によっては、すぐに飲み物を購入できないこともあるため、保冷機能のついた水筒などにお茶や水を入れて持ち歩く習慣をつけましょう。
・熱中症対策ポイント
■服装を工夫しよう
麻や綿などの自然素材や、吸水性・速乾性に優れた下着などを着用すると、体温調節の助けになります。また、日差しを遮る日傘や帽子で、オシャレを楽しみながら熱中症対策をしましょう。
■普段から体調管理に気をつけよう
酷暑の夏は、ただでさえ体力が奪われがちです。夏バテで食事を抜いたり、暑すぎて寝不足にならないよう、自分の体調に敏感になりましょう。
また、運動不足の人は軽いストレッチやウオーキングなど、軽い運動習慣をつけることで汗をかく機能が向上します。暑いからといってシャワーだけで済ませず、しっかりと水分補給を行った上で湯船につかることも大切です。
■こまめに水分補給する
汗をかいて体温調整するためには、やはりしっかりと水分を補給することが何よりも大切です。
喉の渇きを自覚した時には、既に脱水が始まっているため、喉が渇いてなくても飲む、という習慣をつけましょう。
ただし、アルコールは利尿作用があるため、水分補給にはカウントできません。カフェインの含まれている飲み物なども避け、水やお茶、塩分も一緒にとれるスポーツドリンクなど、いろんな種類の飲み物を上手に活用しながら、普段からまめに水分補給を行いましょう。
暑い夏はWACOMSの水で乗り切ろう
WACOMS TRUST は水道直結型で、いつでも安全で安心なお水を飲むことが出来ます。
今まで除去が難しいとされていた亜硝酸態窒素 99% 以上の除去を証明!
近年の環境変化で問題となっている亜硝酸態窒素は血液中のヘモグロビンと反応して酸素を運ばない「メトヘモグロビン」を生成したり、胃の中で食べ 物のアミン(窒素化合物)と反応して発がん物質である「ニトロソアミン」を生成する有害物質です。「亜硝酸態窒素」は、最小分子サイズが約 0.00042 ミクロンと非常に小さいため従来の浄水器では除去が難しいとされてきた物質ですが、WACOMS TRUSTは「亜硝酸態窒素」の除去を証明しました。
また、最後に浄水した水にミネラルを添加しますので口当たりの良い美味しいお水になります。美味しいお水を重いペットボトルを運ぶ必要も、重いタンクを持ち上げる必要もなくいつでもすぐ飲めます。暑い夏はWACOMSの水で水分補給がおすすめです。
WACOMS TRUSTについてはこちらから
▼参考
▼熱中症になりやすい人の特徴
▼熱中症になったら
▼予防ポイント
関連記事:
関連記事はありません。